人生を変えるプログラミングスクール「TECH CAMP」を卒業しました。
もし受講前の自分から質問をされたら、ということで回答してみます。
通うかどうか迷ってる方の参考になればと思います。
事前に勉強しといた方がいいですか?
(食い気味で)はい。
Macの使い方、HTML/CSSとかインターネット上に無料教材が大量にある分野を、TECH CAMPの受講中の時間に当てるのはかなりもったいないです。
Youtube・Progate・ドットインストールでも学べるような基礎は事前学習はおすすめ。カリキュラムの進捗具合が細かくスケジューリングされているから、もしそのスピードに追いつけなくなったときの精神的負担は大きいです。
「もともと学習していて、ブースターのために教室に行く!」
「教室行けばとりあえずエンジニアになれるかな。」
こんな2人がいたら同じカリキュラムでもそこに差が生まれるのは明白かと。
どんなカリキュラムなんですか?
①基礎カリキュラム → ②応用カリキュラム → ③個人アプリ → ④チーム開発の4段階です。
※現在チーム開発は無くなっているようです(2020.8月時点での情報)
それぞれ期限や発表日が決まっているから、毎日の進捗管理が非常に重要になります。
基礎カリキュラムと応用カリキュラム
「講義を受ける」みたいなことはほとんどなくて、ブラウザ上で見れるカリキュラムの「テキスト読んでコードを書く」がほとんど。先へ進むほど自分の頭で考えたり調べないと進めないようになっていて、自走力がちゃんと身につくように設計されている。
個人アプリ
Ruby on RailsでWebアプリケーションを作成して、インターネット上に公開するところまで一人で行う。これはメンターにも一切質問はできない。発表の時間もある。
チーム開発
4~6人ほどでフリマアプリを作成する。
アプリに対して実装が必要な機能を渡されて、その機能を実装するためにはどうすればいいかをチームで考えながら開発を進めていく。開発後にはチームごとで発表がある。
質問ってちゃんとできますか?
メンターさんがいて、いつでも質問できます。
その都度違うメンターさんが担当くださり、オンラインでも画面を共有しながら丁寧に教えてくれます。
ただし、基礎カリキュラム・応用カリキュラムの内容に限定されていて、その内容を超えた質問はできません。
もちろんカリキュラムの内容は広いので、それでも十分な方は多いでしょう。
質問をするときには「質問フォーマット」なるものが用意されていて、質問力も鍛わります。
ライフコーチってどんな人ですか?
カリキュラムがスケジュール通りに進んでいるか確認しながら、学習完了の卒業まで寄り添ってくれる人、でしょうか。
一人担当がついてくださるので、メンターさんよりも関わる機会はかなり多いです。進捗具合を見て、相談に乗ってくれたり喝を入れてくれたりする、技術ではなく学習継続のためのコーチ。「こうやれ!」ではなく「こうしたらどう?」という提案をくれて、自発的な行動を促してくれます。
良い意味で「監視されている状況」を自分で作るのは難しいため、継続するための大事な仕組みの1つとなっています。
学習の仕方にコツはある?
わからなくてもとりあえず進む
特に最初の基礎カリキュラムは周回前提で作られているので、1周目で全部理解しようとすると絶対詰まります。
60%くらいでもいいので必要な分だけ学んだらとりあえず進む、詰まったら戻る、どうしてもわからないときはメンターに聞く、みたいな流れを最初に決めておくとよさそうです。
これはプログラミング学習全般に言えそうですが。「遅延学習評価法」とも言われるそうです。
紙に書いて覚えようとしない
覚えるために紙に書くのは非効率かと思います。
紙に書く時間はコードを書く時間に費やした方が効率がいいです。
情報をまとめておきたいときは、PC上に残すのがよさそうです。
Mac純正の「メモ」や「テキストエディット」、他社なら「Evernote」や「Bear」などノートアプリを使えば、コピペも検索もできるので。あとエコです。
ただ、もちろん思考を整理するために書くのはとてもいいと思うので、図にしないと理解できないことは書くのはおすすめです。
行ってよかった点は何ですか?
・エンジニアを目指すための基本的な力が身についた
・エンジニアになるために必要な技術が明確になった
・プログラミングが楽しいということを実感できた
・同期のメンバーと一緒に学習するという環境を得られた
・長時間学習が苦にならなくなった
・自走力が身についた
・論理的な思考力が上がった
・Slack, Zoom, Trelloなどのツールに慣れることができた
です。大人になってからの集中した勉強がこんなに楽しめるものだと気づけたのが一番かもしれません。
あんまり良くなかった点は何ですか?
・カリキュラムを超えた質問ができなかったこと
・教室の利用が制限されてしまったこと
(これはコロナのせいですが。笑)
・同期メンバーとの交流の機会がもっと欲しかった
(コロナで教室閉鎖スタートだったなのでしょうがないですが。笑)
です。
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